飛び出る Google マップを作ってみた

あまり知られていないけど、Google マップには MapsGL というのがあって一部の建物が 3D 表示になったりする。

といっても Google Earth のように角度を変えて表示したりはできないんだけど、地図をスクロールすると高い建物の傾き具合が変化する。この表示方法のことを、Google では「parallax (視差効果)」と呼んでいるようだ。

「視差」という言葉で思い出すのは立体視

MapsGL の視差効果を使えば、立体視を作れそう!

試しに作ってみた。

飛び出る東京都庁

どうせなら高いビルを立体視したい。思いついたのは西新宿のオフィス街。

その中でもひときわ目立つ 東京都庁で試してみた。

平行法

交差法

飛び出るビッグベン

お次は、ロンドンの ビッグ・ベン。複雑な建物の構造が再現されているので、なかなかいい立体感だ。

平行法

交差法

浮き上がりましたか?

それなりに立体にみえて面白い。本当はもっといっぱい作りたかったけど、2 個で力尽きた。

作る手順はこんな感じ。

  1. MapsGL の地図で適当な建物を探す。
  2. 画面をキャプチャする。
  3. キーボードで左右どちらかに少しずらす。
  4. もう一枚キャプチャする。
  5. 2 つの画像を横に並べる。

ただ、手作業でやるのは面倒だ。

MapGL 版の Google マップが API から使えるようになったら、「Google マップ 立体視ビューワー」のようなものを作って自動化してみたいところ。ただ、MapsGL は WebGL 技術を利用していて、WebGL は Internet Explorer では利用できないという状況から、MapsGL が今後、どういう運命をたどっていくか、先行き不透明ではある。