2012年05月24日
飛び出る Google マップを作ってみた
あまり知られていないけど、Google マップには MapsGL というのがあって一部の建物が 3D 表示になったりする。
といっても Google Earth のように角度を変えて表示したりはできないんだけど、地図をスクロールすると高い建物の傾き具合が変化する。この表示方法のことを、Google では「parallax (視差効果)」と呼んでいるようだ。
「視差」という言葉で思い出すのは立体視。
MapsGL の視差効果を使えば、立体視を作れそう!
試しに作ってみた。
飛び出る東京都庁
どうせなら高いビルを立体視したい。思いついたのは西新宿のオフィス街。
その中でもひときわ目立つ 東京都庁で試してみた。
平行法
交差法
飛び出るビッグベン
お次は、ロンドンの ビッグ・ベン。複雑な建物の構造が再現されているので、なかなかいい立体感だ。
平行法
交差法
浮き上がりましたか?
それなりに立体にみえて面白い。本当はもっといっぱい作りたかったけど、2 個で力尽きた。
作る手順はこんな感じ。
- MapsGL の地図で適当な建物を探す。
- 画面をキャプチャする。
- キーボードで左右どちらかに少しずらす。
- もう一枚キャプチャする。
- 2 つの画像を横に並べる。
ただ、手作業でやるのは面倒だ。
MapGL 版の Google マップが API から使えるようになったら、「Google マップ 立体視ビューワー」のようなものを作って自動化してみたいところ。ただ、MapsGL は WebGL 技術を利用していて、WebGL は Internet Explorer では利用できないという状況から、MapsGL が今後、どういう運命をたどっていくか、先行き不透明ではある。