Windows 8 開発者プレビューを Win7 上の VirtualBox で動かしてみた

(2012/03/01 追記) Windows 8 Consumer Preview も同じ手順で導入できました

Windows 8 の開発者プレビューが一般公開されたので試しに触ってみた。

最初、ESXi 4.1 にインストールしようとしたけど途中で再起動してしまってうまくいかない。検索しても成功したという報告が見つけられなかった*1

Hyper V や VirtualBox なら簡単にインストールできるらしいので、無料で入手できる VirtualBox にインストールしてみた。

試した手順をまとめておく。

環境

  • Windows 7 Professional SP1 (64bit)
  • VirtualBox 4.1.2 for Windows

1. ISO ファイルをダウンロード

http://msdn.microsoft.com/en-us/windows/apps/br229516 から ISO ファイルをダウンロードする。

2. VirtualBox をダウンロード

VirtualBox 4.1.2 for Windows をダウンロードしてインストール。

3. 仮想マシンを作成

VirtualBox を起動して、[新規] ボタンをおして仮想マシンを作成する。

OS のバージョンは [Windows 2008] としておいた。

残りのオプションはデフォルトで作成。

4. ISO ファイルを DVD として認識させる

ダウンロードした ISO ファイルが DVD ドライブに入っているように見せかける。

  1. [設定] ボタンを押して、左から [ストレージ] を選択。
  2. [IDE コントローラ] の下の [空] を選択。
  3. ディスクのアイコンをクリックして、[仮想CD/DVDディスクファイルの選択...] をクリック。
  4. ダウンロードした ISO ファイルを選択。
  5. [OK] を押して設定を保存。

5. 仮想マシンを起動

[起動] ボタンを押して仮想マシンを起動する。

各種設定はデフォルトでインストールする。

ただし、[Which type of installation do you want?] では [Custom (advanced)] を選ぶのを忘れずに。[Upgrade] を選んでも HDD 上に OS は入っていないので意味なし。

途中、ゲスト OS が再起動するが気にせず続行。

6. 初期アカウントの作成

アカウントは Windows Live ID を使うか、ローカルアカウントを作るか選択できる。Windows Live ID を使うといくつかの設定やお気に入りなどを同期できるようだ。

Don't want to log on with a Windows Live ID? をクリックすると、ローカルアカウントを作成できる。

インストール時の設定画面もバリバリ Metro。チェックボックスが今時のスマートフォン風になっている。

7. 起動完了!

しばらく待つと Metro な UI が表示される。

ただし、このままでは Metro なアプリケーションが起動しない。

次のようにすると起動するようになった。

  1. Desktop ボタンを押して、従来の Windows デスクトップに移動
  2. デスクトップを右クリックして、メニューから Screen Resolution を選択
  3. 1024×768 以上に設定

何か困ったら、スタートボタンを押せば最初の画面に戻るようになっている。

ちょっと触った感想

Metro UI かっこいい。

ただ、普通の PC で Metro UI は使いにくい。いままで Office を使って仕事していたような人は、いままで通りのデスクトップを使うことになるだろう。

ただ、Web みたり、メールみたり、写真取り込んだり…といった人には Metro で十分かもしれない。そういう層に、どれだけ Metro が受け入れられるか、そのまま Windows Phone を使ってもらえるようになるかが Microsoft の勝負所かもしれない。

*1: ただし、VMware 8 なら動くという報告はあり http://itknowledgeexchange.techtarget.com/information-technology/windows-8-developer-preview-and-esxivmware-workstation/