2007年11月01日
Adobe MAX リアルタイムメモ:ここまでできる Flex コンシューマ向けアプリ
目次
- Flexとは
- MAX Reservation System
- Flexの未来
- 質疑応答
- オマケ ~AIR で作るMessenger~
MAX Reservation System について
メンバ
Flex 側5名。
- アーキテクト
- UI Design
- PG
- Operator
- Testor
サーバー側システムは別の会社。
ワークフロー
- デザイン側
- UserExperience (Illustratorなどで使い勝手を検討)
- Visual Design (Photoshopなどでデザインを固める)
- Flash (.fla で MC や SWC を準備)
- MXML (FlexBuilderでレイアウトや遷移)
- ActionScript (ビジュアルエレメントをASで分離)
- ロジック側
- MXML
- AS (サーバー通信や制御)
- 結合
スケジュール
- デザイン側
- UI: 1週間
- デザイン: 1週間
- MXML: 2日
- スキニング: 8日
- ロジック側
- アーキテクチャの検討: 2日
- 実装開始: 3日
- サーバーインターフェーステスト: 9日
- 通信テスト: 2日
- 統合テスト: 11日
アーキテクチャ
- MXML/ASの分離
- MXMLに全部書く
- 作業分担しにくい
- MXMLに埋め込む (ASファイル)
- MXMLから分離する
- クラスとして分離する。再利用性よい
- IMXMLObject(ViewLogic)として埋め込む
- MXMLに全部書く
- MVC
- C: V と1対1
- M->V: Data bindings
- Web Service
- XML or SOAP -> SOAP を採用
- WSDL で自動定義
- カスタムコンポーネント
- Progress Stepper
- 全体フローの進捗表示
- 難易度の表示
- 本質部分の共通化を行う
- Progress Stepper
スキニング -スキンのあて方-
- スキニングとは
- コンポーネントのビジュアルエレメントを修正、または置換すること
- 方法
- CSS: 幅、高さは制御できない。色や丸みなどを指定するもの
- GraphicSkin: 画像ファイルをスキンとして当てる。
- SkinClass: ASで作るスキンのクラス。ProgrammaticSkin, Border など
- UIComponent は何も表示しない
- Button に対して、ButtonSkin.as が当てられる
- FlexComponentKit: Flashで作った MC を利用するキット。
- Flash で MC を作って、 SWC として書き出す。
- UIMovieClip クラスとして Flex から使う
総括
- UI の細かな配慮をもう少ししたかった
- 1ヶ月でリリースできたのはすごいこと
Flex が市民権を得るには
- 現状
- デザイナの不足
- Flexデザインできる人がいない
- Flexデザインが難しい
- 従来のシステム開発フロー
- 見た目よりも機能
- GUIオーサリングだけでデザインできない
- プログラミングのスキルが必要
- デザイナの不足
デザインを簡単に作れるようになっていけば、もっと広がっていくのではないか。