2007年11月01日
Adobe MAX リアルタイムレポート:Flex採用時のプロジェクトのワークフローとベストプラクティス
id:sato-shi さん。
クラスメソッド:二十数件の Flex プロジェクト実績、AIRも数件。
目次
- 事例から見る成功談/失敗談
- プロジェクト開発標準
- 設計手法とベストプラクティス
- AIRが業務アプリケーションに与える可能性
業務向けRIA開発プロジェクト
- 経済的な効果がある
- 開発できること
- 疎結合
- 標準コンポーネント
- メリット
- 開発できること
プロジェクトの経験則
- 凝ったUIは後で困る (コンセプトが変わったときに作り直しになる)
- 別の担当者が作業できるように
Flexの事前説明
- Flexで何ができるの?
- VB・Delphi より優れているもの
- 事例を紹介する
- モックでは理解してもらえない
失敗事例
- 超高度なUIを提案してしまう
- 標準コンポーネントをいかに使うかが鍵
- UIは天からの鶴の一声がかかりやすい
- 鶴を押さえておく
- スコープが定まらない
- 追加され続けている
- 使用が落ち着かない(事前説明)
- 「普通あるでしょ」
- Undo, Redo など
- サーバーが正しくないと苦しい
- バッグがひどいのに、フロントをリッチにするのはよくない
- 夢
ひまわり証券の成功事例
- 基本アーキテクチャの設計支援
- 後で戻り作業が発生しないよう調整
- 標準コンポーネントを使用した画面作成
- カスタムコンポーネント実装
- 標準では無理なところのみ、カスタムコンポーネントを使う
UI 要求仕様から切り分けてスケジューリングする
- 描画の回数を抑える
- FDS は未定だったので自作した
ビデオリサーチインタラクティブの成功事例
- 方向付け
- アーキテクチャを考えながら
- 推敲フェーズ
- 実装アーキテクチャを固める
- 作成フェーズ
- 各層に分かれて開発。チームわけ
- 機能の完成を最優先
- 移行フェーズ
- UIの微調整
できるカスタムコンポーネントをディベロッパーから提案する
実装の工夫
- IMXMLObject
- MXMLには View の情報のみを実装する
- IMXMLを継承したHelperに実装を書く
某金融案件
- 既存サービス
- Delphi <-> Oracle
- 提案
- FDS
- Oracleからの通知をFDS/Javaが中継して、必要なクライアントに通知する
- DB はそのまま
- Selector
- ASで条件式を書いて、受信相手を決定する
- 特定クライアントグループへのメッセージ送信
- 成功した理由を考察
- 顧客が実現可能なUIを理解してくれた
- 見た目より機能を重視した
AIR
- ローカルリソースへのアクセス
- 暗号化して保存
- ワンクリックでのインストール、アップデート簡単
最後、宣伝。
質疑応答
- Cairngorm はファイル数が爆発した