2007年10月26日
私のアイデア出しの手法
先週末の勉強会で「丸ビルRSSリーダー」のデモをしたところ、そのあとの懇親会で何人かの人に「どうやって思いついたの?」という質問をされた。ネタ元をばらすのはちょっぴり恥ずかしいけど、需要はありそうなので、エントリとしてまとめておくことにする。
一発ネタのサービスを作る場合に限れば、他の人と違う方法で Output するだけでよい。Output の方法を思いつけば勝ち。それだけ。
私が Output の定石としてよく用いるのが、身近なメディアの力を借りる方法。例えば、以前作った Google Maps で鈴鹿サーキット試走 は、ゲームの形で Output することでインパクトを与えていた。今回の丸ビルは RSS を電光掲示板を使って Output した。
ゲームも電光掲示板も身近なもの。Google Maps API や RSS という最新の(?)技術を、身近なものを使って Output してるだけ。
他にも、既存のサービスとかアイデアで身近なメディアっぽく見せてるものとしては、ざっと思い出しただけで次のようなものがある。
- テレビ
- Rimo、はてブTV
- 新聞
- 怪文書作成くん、新聞ブログ プロジェクト
- 週刊誌
- ゴシップ風広告
- ゲーム
- ノベログコンバーター
で、こういう Output 手法の候補をいろいろ見つけておいて、出勤中とかお風呂の中とか寝るときなんかのちょっとした時間で Output と Input を頭の中でくっつけたり離したりしつつ、面白そうな組み合わせを探すことにしている。大抵はしょうもない組み合わせなんだけど、ごくたまに「面白そう!」という組み合わせが見つかる…かもしれない。
見つかれば、あとは大げさにならない程度に実装するだけ。すごい Web サービスになる可能性があるなら、一発ネタで出すのはもったいないので出し方は慎重に。