fcsh で Apollo を高速コンパイル(参考リンク集のおまけ付き)

Apollo mini Camp@Tokyo の効果なのか、再び Apollo 熱が高まってきていますね。週末に Apollo を触ってみよう、という人も多いのでは。

ActionScript や MXML を使って Flash で Apollo アプリを作る場合、Flex Builder を使うか、コマンドラインで amxmlc を使うことになります。

この amxmlc はビルドに時間がかかってしまうので、fcsh を使って高速化しちゃいましょう。fcsh は 川o・-・)<2nd life - ActionScript3 (mxmlc) でのコンパイルを100倍速にする方法 が参考になりますが、これが Apollo 用のビルドにも使えちゃいます。

やり方は簡単。

1. fcsh を導入

Flex Compiler Shell - Adobe Labs からダウンロードして、Flex SDK のディレクトリに置きます。

2. 起動

コマンドプロンプトやシェルから fcsh を起動します。

$ fcsh
Adobe Flex Compiler SHell (fcsh)
Version 2.0.1 build 162628
Copyright (c) 2004-2006 Adobe Systems, Inc. All rights reserved.

(fcsh)

3. まずは1回ビルド

ビルド対象のファイルをビルドします。amxmlc を mxmlc +configname=apollo に置き換えてビルドするのがポイントです。

例えば、amxmlc main.mxml でビルドしていた場合は...

(fcsh) mxmlc +configname=apollo main.mxml
fcsh: Assigned 1 as the compile target id
Loading configuration file C:\flex\frameworks\apollo-config.xml
c:\main.swf (216056 bytes)

とします。

(追記) AIR β版では mxmlc +configname=air main.mxml となります。

4. そして2回目以降は100倍速

Assigned X as the compile target id、と出力されるので、この id を指定して compile を実行します。

(fcsh) compile 1
Loading configuration file C:\flex\frameworks\apollo-config.xml
Nothing has changed since the last compile. Skip...
c:\main.swf (216056 bytes)

以上です。

ポイントは amxmlc は mxmlc +configname=apollo と同じ、というところです。

おまけ:Apollo 参考リンク集!

Apollo SDK の導入方法についてはこの辺がおすすめ。

Flex Builder で開発するための設定はこの辺がおすすめ。

チュートリアルは手前味噌ながらこの辺がおすすめ。

第3回、早く書けよ、と自らの首を絞めつつ終わり。