2006年11月17日
jsoncpp を試す
C++ で JSON を扱う必要があったので、jsoncpp というライブラリを試した。VC++ 2003/2005 で警告なしでビルドできた。すばらしい。
パース簡単。
std::string str = "{\"key1\":\"value\", \"key2\":true}"; Json::Reader reader; Json::Value root; bool b = reader.parse(str, root);
オブジェクトの参照も簡単。厳密にやったらこうなる。
if(root.type() == Json::objectValue){ if(root.isMember("key1")){ Json::Value key1 = root["key1"]; if(key1.type() == Json::stringValue){ printf(key1.asCString()); } } }
いい加減にも書ける。
printf(root["key1"].asCString());
json_value.cpp にて変換に失敗したときには assert 関数が実行されるよう定義されているが、ここで例外を投げるように修正すれば、上のいい加減なコードは
try{ printf(root["key1"].asCString()); } catch(...){ }
と書けて幸せなんだけど、どうも警告がいっぱいでてしまう。そのへんは微妙にうれしくない感じ。
他にも、配列は size() が使えたり、getMemberNames() でハッシュの全部のキーを取得できたり、なかなか便利。もちろん、オブジェクトの書き出しもサポート。C++ で IO 扱うには実はかなり便利なライブラリかもしれない。
ライブラリの詳細は JsonCpp Documentation にて。