jsoncpp を試す

C++ で JSON を扱う必要があったので、jsoncpp というライブラリを試した。VC++ 2003/2005 で警告なしでビルドできた。すばらしい。

パース簡単。

std::string str = "{\"key1\":\"value\", \"key2\":true}";

Json::Reader reader;
Json::Value root;
bool b = reader.parse(str, root);

オブジェクトの参照も簡単。厳密にやったらこうなる。

if(root.type() == Json::objectValue){
    if(root.isMember("key1")){
        Json::Value key1 = root["key1"];
        if(key1.type() == Json::stringValue){
            printf(key1.asCString());
        }
    }
}

いい加減にも書ける。

printf(root["key1"].asCString());

json_value.cpp にて変換に失敗したときには assert 関数が実行されるよう定義されているが、ここで例外を投げるように修正すれば、上のいい加減なコードは

try{
   printf(root["key1"].asCString());
}
catch(...){
}

と書けて幸せなんだけど、どうも警告がいっぱいでてしまう。そのへんは微妙にうれしくない感じ。

他にも、配列は size() が使えたり、getMemberNames() でハッシュの全部のキーを取得できたり、なかなか便利。もちろん、オブジェクトの書き出しもサポート。C++ で IO 扱うには実はかなり便利なライブラリかもしれない。

ライブラリの詳細は JsonCpp Documentation にて。