2004年04月22日
PuTTy のストアされたセッションをIPアドレス毎に自動で切り替える方法
PuTTy で特定のサーバーへの接続を、自分の現在のIPアドレス毎に切り替える方法を作ってみた。
というのも、自宅サーバーは、家からは直接 SSH できるけど、研究室からは SOCKS プロクシ経由じゃないと外に出られなくなったから。PuTTy は接続方法を記録できるけど、同じサーバーに接続するのに自分がいる場所によって接続方法を手動で切り替えるのがめんどくさく感じたから作ってみた。
WSHスクリプト ip-exec.vbs
注意点
- どのNICのIPアドレスを調べるかを指定するために、 InStr(Nic.Description, "Realtek") <> 0 としています。複数のNICがないのならば、この部分は省略してもよいかも。
- IPアドレスがXX.YY.ZZから始まる場合のサンプルです。XX.YY.ZZかどうかを調べている部分を書き換えると、いろんな環境に書き換えられるはず。
- 各自の環境に合わせて自由に使ってみてください。
Set objWshShell = WScript.CreateObject("WScript.Shell") ' 引数がないときは終了 If WScript.Arguments.Count = 0 Then WScript.Quit End If ' NIC を列挙 strComputer = "." Set objWMIService = GetObject("winmgmts:\\" & strComputer & "\root\cimv2") Set NicSet = objWMIService.ExecQuery _ ("Select * From Win32_NetworkAdapterConfiguration") ' 1つずつ調べていく For Each Nic In NicSet ' Realtek の NIC を調べる If Nic.IPEnabled = True And InStr(Nic.Description, "Realtek") <> 0 Then ' IPアドレスが XX.YY.ZZ から始まっているか? If InStr(Nic.IPAddress(0), "XX.YY.ZZ") = 1 Then objWshShell.Run WScript.Arguments.Item(0) & "-lab" Else objWshShell.Run WScript.Arguments.Item(0) End If Exit For End If Next
使い方例
IPアドレスが XX.YY.ZZ で始まる文字列の時は、nitoyon-lab を使ってアクセス。そうでないときは、nitoyon を使ってアクセス。
cscript.exe ip-exec.vbs "putty.exe -load nitoyon"