画像をかっこよく浮かす方法

画像をきれいに見せるためのテクニックとして、影をつける手法が有用だ。プロが作るようなサイトを見ていても、影をつけてかっこよく見せている例をよく見受けられる。もはやデザインの王道テクニックといっていいだろう。とはいえ、いちいち影をつける加工をするのは面倒だし、画像編集環境が十分にない人もいるだろう。そこで画像に動的に影をつける手法を紹介する。

(追記 2013/09/18 ) CSS3 の box-shadowtext-shadow を使えば、ここに書いてあるテクニックは不要となります*

画像に影をつける

サンプルは こちら にあるので確認してみてください。

まずは画像を div タグで囲います。

<div class="photo"><img src="shatenki.jpg"></div>

CSS は次のように定義しておく。

.photo{
    background:url('shadow.gif') no-repeat right bottom;
    width:auto;
    top:6px; left:6px;
    margin:0 6px 6px 0;
    float:left;
}

.photo img{
    position:relative;
    left:-6px; top:-6px;
}

これだけで画像に影がつきます。影は shadow.gif が表示していますが、どんな画像に対しても影を表示できるように、このファイルは大きめに作っています。画像のサイズに合わせて、必要な量だけ自動的に影が表示されるわけです。

マウスを上に持ってくると影がなくなる

こちらのサンプルも こちら に掲載しています。先ほどの例と異なるのは、マウスを画像の上におくと、影がなくなって、凹んだように見えるところです。

先ほどの CSS に次のコードを追加します。

.photo a img{border:0}

.photo a:hover{
    position:relative;
    left:6px; top:6px;
}

ポイントは、a:hover にあわせて、表示位置を元に戻しているところです。

蛇足となりますが影をつけるレタッチソフトなら Google の PiCaSa 2 がお勧めです。画像管理も編集も簡単な上に無料なのがありがたいですね。